介護の質

∞本日のテーマはこれ(`・ω・´)b∞

“時間に余裕がないと介護の質が下がる”

前回の記事の続きと言うか、
関連していきます。

※詳しい内容はコチラから

~時間厳守~

 

ザッと前回の記事内容をまとめると、

設定された訪問予定時間。

(利用者さんのライフスタイルや
各家庭それぞれに様々な理由がある)

また、他のサービス提供事業者との
兼ね合いもあります。

なので

時間厳守で訪問し、時間内に終わらせる。
と言った事が前提。

これは職種問わずあるかと。

しかし

お相手は高齢者や身体的不自由な方。
時には体調も悪くなるときもあります。

救急搬送される方もいれば
状態が落ち着くまで待つといったことも。

また機械トラブルや交通事情等で、
なかなか思う様に
業務が進まない時の方がほとんど。

結果

次に予定している方に遅れる。

これが続けば

“クレームになる”

 

時間厳守信頼関係

クレームになるには十分な理由です。

そして、言い方は悪いのですが、
融通がきくお宅と、そうでないお宅。

こちらの事情も理解して下さるお宅と、
自分のとこだけちゃんとして欲しいといったお宅。

この後者の
_のようなお宅に遅れようもんなら、

まぁ、会社としても、、
よろしくないんでしょうね・・

∞二つの家族∞

一つ目のご家族、A家。

母→施設入所。ターミナル。
娘さんがほぼ毎日様子を見に来ている。

二つ目のご家族、B家。

利用者→奥さん。
介護人→ご主人。

奥さんはこだわりが強く、
ご主人は悪く言えばクレーマー・・

各ご家庭には、
それぞれのやり方が少なからずあるにしろ、

このお宅では、メンバー固定、浴槽固定、
時間は何があっても絶対厳守!と。

ご夫婦揃って
何かとこだわりを強くもっています。

正直、こういうお宅がホントやりづらい・・

∞余裕のない時間設定∞

この日はケアマネさんから、
Aさんの入浴に来てほしいと連絡を受け、
急遽、Aさんの入浴が決まりました。

ただでさえ、夕方のBさん宅に
間に合うか間に合わないかの時間設定。

「明日にしてもらえばいいのに」

というのが本音。

Bさん宅に間に合わす為に
周りにはそんな雰囲気を出さず、
私たちの中では、案の定バタバタ。

娘さんが、13時に入浴を
見学に来る予定でしたが、
こちらの時間都合で
早めから入浴をスタートしました。

∞リーダーからの一言∞

「娘さんがいたら時間がかかるから
来るまでに終わらそうっ!」

∞とりあえず「お風呂に入れただけ」の様な∞

リーダーがケアマネと話をしていたので、
看護師さんと私、二人で入浴を進めます。

「Aさん、こんなバタバタしたお風呂になってしまってごめんなさい・・ほんと申し訳ないです」

と謝りながら・・。

とにかく娘さんに早くきて欲しい。

13時前、娘さんが施設に到着。
しかし、その頃には
Aさんの入浴はある程度終わっていました。

部屋の扉が開き、第一声。

「あぁ・・もう終わっちゃったのかー・・残念」

そして笑顔でこう続きます。

「気持ちいいって言ってましたか?」
「お母さん、お風呂の時ほんとイイ顔するから」
「それが見たいから急いで来たんやけどなー」

・・・また胸が痛みます。

きっとこんなお風呂、
気持ちいいわけないやんな・・

∞伝えるどころか伝わってくる∞

荷物を車まで運び、
施設を後にしようとする頃、
リーダーがまたケアマネさんと話をしていたので、Aさんの部屋に走りました。

もしこれがAさんにとって
最期の入浴となるならば、

色んな意味で私自身、
悔いが残ると思ったし、
娘さんにも何か一言でも伝えたい。

って結局これって
自分の自己満足なんかもしれないけど。

扉を開けると娘さんが椅子に座って
Aさんの頭元にいました。

優しい表情でこちらを向き

「あら、どうしたの?」

と聞かれます。

伝えたい言葉を何も考えてなかった私は

「いや、あのっ・・えーっと・・」

と、しどろもどろ。

すると娘さん
「さっきね、お母さんにお風呂気持ちよかった?って聞いたらコクンとうなづいてくれたのよー」

この言葉を聞いた時、
私の中での申し訳ない気持ちが
ピークに達しました。

あんなお風呂でも
気持ちいいって言って下さった。

その姿を娘さんに見て欲しかった


「あのっ!本当に娘さんに入浴をみていただきたかったです!」
「正直、私達の都合で少し入浴スタート時間を早めてもらって」
「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

娘さん「それを言いにわざわざ来たの?」


「いや、もう自分の中で気になって。もし、もし!万が一、もうお会いする事が出来ないかもしれないと思ったら、
もう一回、顔を見ておきたいと思いまして・・」

ペラペラ自分の気持ちを
言い切った私に対し、娘さんからのこの言葉。

「いつも本当にありがとうございます。
忙しいのにね。髪もきれいに洗ってもらって・・ 感謝してます」

涙目でそう仰る娘さんを見て、
気持ちが痛いほど伝わり私も涙目に。

∞元々の自分か?新たな自分か?∞

この仕事をしてから
意外にも涙腺弱すぎな自分を知った。

ううん。
生死に関わる現場で、常に人の本気の感情、
想いが行き交う場所にいるから、
そうなったのかな・・・?

∞本音∞

やっぱりBさんのお宅には間に合わず。
こんこんと怒られました。

私がかなり上の方で書いた
“正直、明日にしてもらったらいいのに”
って本音は、
別に怒られるのが嫌だからじゃない。

サービスが打ち切りになったら
会社も色んな意味で困る?

ハッキリいって、そんな事どうでもいい。

今回のケースなら二つの家族、

A家では時間を長引かせたくないが為に、
娘さんが来る前に
少しでも早く終わらせたいという様な風呂。

B家においては、
時間通りに来ない私達に対して
イライラする。

それに対して怒られて
「こっちにも事情があるねん」
等と思ってしまう私達。

時間に余裕がないと言う事は、
“質の良い仕事が出来ない”

と言うこともそうですが、

時間に余裕がないと
“負の連鎖を招く”

なので、無理な時間設定のこの日に
Aさんに入浴してもらうよりも、

次の日や、別の日に
入浴していただいてもいいんじゃないかと。

このケースでは思ったわけです。

∞会社の為とか二の次∞

他の事業所ではどうかは分かりませんが、
私の会社では、
どうもケアマネさんに対して、
ペコペコと頭を下げてる印象があります。

ケアマネさんから、
お仕事を依頼されるので、
そりゃ、無下には出来ないかもしれません。

でも「今日は他の方で予定がいっぱいで無理です」って言う事はダメなんかな?

私は経営者でもないし、
会社の重役でも何でもないから
こんな事を言えるのかもわかりませんが、

もし私が経営者なら、

よりを重視です。

利用者さんが
自由にサービスを選択出来る時代。

各業者、色んなアイデアを出し、
競争原理が働いてる今、

とことん質にこだわる!のみとは、
そんな簡単な事ではないでしょうけど。

大袈裟な例えですが、
高くても、どんなに待ち時間が長くても、

本当に良いと思ったものに
多くの人はお金や時間を
費やすと思っています。

それでも満足感が生まれる。

勿論、逆の質より量。
この場合もある訳ですが、介護の仕事では
物や食べ物でもなく、人なので、、、

気持ち

これを持ってすると
自ずと結果はついてくるのではないかなと。

くどいですけど、
私がこう言えるのは
経営者ではないからです。

実際に経営にあたってる人からすれば、
こんな事言ってられないかもしれません。

ただ私は、
いち従業員として会社の為でもなく、
利用者さん、家族さんに対する気持ちが優先。

そこから、

「あそこのスタッフさん凄く感じ良かったし、今後も利用していきたい」

と思って下さり、それが今後、結果として
会社の為に繋がったら、それはそれでいいと思う。

∞自分が出来る事∞

長々と書きましたが(;・∀・)

自分が雇われているという立場な限り、
会社のシステムや決まり事に対し、
不満や愚痴は尽きない。

こんな事をブログで書いても
現状は変わらない。

だから今、自分に出来る事、
自分自身、精一杯の気持ちを持って接する事。

リーダーや会社に対して

「Aさんの娘さん、Aさんの入浴中の顔を見るの、それだけが楽しみやから急いで来たって言ってました」

等と、本人さん、家族さんの
心にある想いを代弁して伝え、
知ってもらうこと。

これも言い方は悪いですが、
流れ作業のようになってしまってる中でも、その内には少しでも何か思う気持ちが芽生えたら・・

と。

何も変わらないかもしれないし、
何も思わないかもしれない。

でも、私が自分や家族を大切に想う様に、
利用者さん側もきっと同じ気持ち。

信頼して下さってる方々の気持ちを、
いい加減な気持ちで返したくないです。

出来る事は小さく限られているけど、
変わらない現状ならば、
その中で少しでも自分ができる事を。

綺麗ごとかもしれませんけどね(^^;)

気持ちはそう思っています(*^-^*)

 

 

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“介護の質” への4件のフィードバック

  1. ひすい より:

    こんばんは(^ー^) メル♪
    経営者の方々
    『利用者さんの喜ぶ顔が見たい』と思って起業されたと思うんだけれどね…
    理想だけでは成り立つわけないじゃん!
    なんて言われちゃうかな~

    でも、メルはメル
    p(^-^)q 利用者さんを想う気持ち
    一言を…と行動する力
    それがメルの最大の武器♪
    世の中 ままならない事が多いけれど
    メルの笑顔を待ってる方
    感謝してる方 たくさんいると思う
    (*^▽^*)

    身体に気をつけて ますますパワーアップしていって欲しいよぉ~

    • meru より:

      ひすい。こんにちは♪
      もう8月も終わりだねー・・ってまた返信遅くて申し訳ないです(-_-;)

      ひすいの言うように経営者の方からしたら
      「理想だけでは成り立つわけない」って言われそう。

      ほんと、私の立場やからこそ言える事なんやろうね。
      これって。

      私のブログをもし会社の人が見たら怒られるだろーな(;゚Д゚)

      ひすいは私の現場での仕事を見ていないのにも関わらず、
      まるで一緒に仕事をしてるんじゃないか?ってぐらい
      私の仕事に対する姿勢を感じてくれてるね。

      この文章の中だけで、きっと色々とイメージしながら
      読んでくれてるんやなーって思うと凄く嬉しい!

      いつも本当にありがとう(*’ω’*)
      まだまだ残暑厳しい日が続くけど、身体に気を付けて
      お互いに大切な一日を過ごしていこうね(*´▽`*)

  2. rhapsody より:

    こんにちは

    時間に余裕がないと介護の質が下がる

    全くその通りだと思います


    何故メルさんが納得してないのかを考えると
    行き着くところは経営者もしくは上司とメルさん含む介護職員のコミュニケーションかなと
    思いました

    上司から「メルさん ごめんね 時間押すやろうけど仕事とっていかんと仕事が減ったら会社のみんなが困るから頑張ってね」

    と一言でもあれば気持ちも全然違ったのかなと

    それがなかったのでメルさんもスッキリしなくてこのブログになったのではないかと想像してます

    で上司が言わないのであれば
    メルさんが後輩の皆さんに発信されてはどうかと思います

    「きつくて大変やけど経営その他考えると仕方ないから その中で出来るだけ質の良い介護していこうや」と

    そうすると会社全体が良い方向に向かって行きそうですし 後輩の皆さんも会社はどーでもええけどメルさんにはついて行こう!いう展開になるのではないでしょうか

    自分はメルさんの会社が実際どうなのか知りませんし 的はずれな意見であればすみません

    ひとつの案だと思っていただければ幸いです

    • meru より:

      rhapsodyさん、お疲れ様です。

      上司や他の介護職員とのコミュニケーション、確かにあると思います。

      私のブログを丁寧に読んで下さってるrhapsodyさんならご存じでしょうが
      喜怒哀楽ではよく上司に対する愚痴と言うか、納得いかない内容が多いです。

      ほんとその通りで、言葉一つ、言い方一つで
      また全然違った気持ちになってたと思います。

      そして私が発信しようと・・そうですね、
      それもきっとありだったんでしょうが、
      それがrhapsodyさんや、他の熱い気持ちを持ってる方達なら
      声を掛けて発信できていたかもです(゚Д゚;)

      でも今迄は正直、頭にも浮かびませんでした。

      ブログでは本音を言っていますが、
      実際、現場で見たり感じたりすることには
      「言っても無駄やろなー」と少し諦めが入ってたかもしれません。

      今回のコメントは一つの案だと思って考えながら読みました。
      的はずれとも思わないです!

      むしろ自分の避けていた部分が見えましたし、
      次にこのようなケースにぶつかったとき、
      私の中での選択肢の中にこの案が加わりました(^^)

      何が言いたいのか文章がまとまりませんでしたが、

      色んな方からのアドバイスや意見は
      私の経験に繋がりますのでとても貴重です。

      これからも気付いたこと等あれば
      どんどん言ってもらいたいです!

      本当にいつも、感謝しています☆

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