~介護職のプロになりきれない~

新人の頃、今となっては全然尊敬してない上司から

『俺らプロは、絶対に現場で涙を見せたらアカン』と言われた事があります

 

~これは私がこの仕事に就いて

初めて現場で大泣きし、プロになられへんわ。と実感したお話~

 

『今晩もつかどうか分からないから、急遽お風呂に入れてあげて欲しい』

と、入浴の依頼を受けてから、亡くなるまでに計3回ご入浴された方がいました

 

今日、亡くなるかも知れない

もしかしたら、入浴中に亡くなる可能性もあると言う事で

お伺いした時には親族の皆さんが大勢集まっていました

 

凄く辛そうな状態のご本人様を目の前に、緊迫したムードかと思いきや

お孫さんは走り回り、お母さんは大きな声で怒り、予想に反して明るい雰囲気

なんとなく少しホッとする

 

部屋を見渡すとAさんの若い頃の物と思われる写真

笑顔で小さい女の子と写っている

まさに、その時、大きな声で怒ってる娘さんとの写真でしょうか・・

 

『こんな素敵な笑顔してたんやなー・・』

 

色んな気持ちが頭の中を駆け巡りながら、いよいよ入浴が始まり

隣の部屋から続々と親族の方達も集まってきました

 

湯船に浸かると、さっきまで苦しそうだったAさんの表情がフッと和らぎ

それを見た奥様がニコニコしながら

 

『お父ちゃん、良かったなー。お風呂やで。気持ちエエかー?

もう、これでいつでも逝けるでー(笑)』

 

その場が皆、笑顔になり、笑いが起きます

 

が、奥様の次の一言で、一気に雰囲気が変わりました

さっきまでと違って声を震わせながら

 

『お父ちゃん、お風呂気持ちエエやろ・・?最期に入れて良かったな~・・・』

 

(この時点で私すでに涙溢れそう。必死にこらえる)

 

『・・お父ちゃん、もう頑張らんでエエねんで?

今まで、いっぱい頑張ってきたもんな。もう楽になってエエよ』

 

(もうアカン。ヤバイ!涙落ちそう!!)

周り見てみると親族の方、皆さん泣いてる

(アカンアカンアカンっ(>_<)瞬きしたら本間ヤバイ!!)

 

そんな状況で何気なく他のスタッフに目を向けてみると

『プロは現場で泣いたらアカン』って言ってた上司もめっちゃ涙流してました

それにより、私のリミッターも外れ、遂に号泣

泣きながらなので何が何やら分からないまま入浴・・終了。

 

Aさんはこの後、2回入浴され亡くなりました。

たった計3回の入浴ではありましたが、あの時、あの場に居た

全ての人の想いが一つになった瞬間は忘れる事が出来ません

 

ご利用される方からしたら、私達は介護のプロと思われてると思う

信頼を置いて下さってますし、その気持ちを裏切る事は出来ない

でも私・・プロになりきられん。きっと無理やわ・・

 

だって あんなに、全員の気持ちが一つになった瞬間を経験してしまったもん

表向きはプロでも、上司の教えの部分ではプロじゃなくてエエんよ

だから、これからもきっと現場でも、泣いてまう場面があると思う

 

と言うか既にあった( ̄▽ ̄;)

 

こんな介護職員アカンかもなー(ーー;)

う~ん・・・

でも、やっぱ一人ぐらい こんな介護職員がおってもエエかな(^-^)

 

 

 

 

 

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