元利用者 白血病を患っていたA君

介護士メルの喜怒哀楽を
読んで下さってる皆様。
お久しぶりです!

色々と諸事情がありまして、
完全にブログから後退していました。

その間、コメントや
メールを下さった方、
本当に申し訳ございません。

これからもマイペースで
書いていこうと思っていますので、
どうぞ宜しくお願いします。

早速ですがつい最近、
白血病の方のニュースを
見る機会があり、
ある利用者さんの事を思い出しました。

今日はその利用者さんの
お話しをしていきます。

訪問入浴を利用するまで~利用してから

タイトルにもあるように、
この話に出てくるのは「Aさん」
ではなく「A君」

当時20代の若い男性、
病名は白血病。

出会った頃は骨髄移植も終わり、
病院から退院してきて間もない頃でした。

訪問入浴を利用する
ことになった経緯としてはまず、

1・免疫力の低下があること→
雑菌の少ない清潔な浴槽での入浴。

2・下肢の筋力低下→
歩行が困難→自宅での入浴が難しい。

と主にこの二つの理由。

申し送りで色んな情報が入ってきます。

20代の若い男性という事もあって当然、
羞恥心の配慮等を心して訪問しました。

しかしそんな配慮はご無用!

と言わんばかりに、
初めて会った私達3人を目の前にし、
自らパッパと全裸になるA君。

「プロなんだから見慣れてるデショ?」
「目のやり場に困る?」と

気を遣ってくれる程の余裕さも
兼ね備えているほど。

しかし呆然と突っ立ち、
目が点になってる私達に
「病院で散々、
身体をさらけ出してきたから慣れた」
と教えてくれました。

そんな訳で訪問入浴に対しての抵抗は
全くなかったそうな。

A君の望む事

そんなA君が訪問入浴に対して
要望してきたことが
「自分に対して敬語は使って欲しくない」

唯一、これだけです。

※私達と友達感覚でこの時間を楽しみたい。
※病人扱いして欲しくない。
※敬語を使われることによって自分も気を遣い疲れる。

といった理由から。

その要望通りA君の入浴時間は、
友達同士でワイワイと
雑談をしながらといった感じのスタイル。

毎回色んな話をしましたよ~。
好きなスポーツ、好きな異性の話し。

そして、元気になったらまずやりたいこと。

病気の関係で食べ物に制限があるA君。
恋愛よりスポーツより何よりも、
私達人間にとって、当たり前の日常生活の一部。

“食べたい物を食べること”でした。

訪問入浴を利用しなくなる時=亡くなる時

基本、重度の介護を要する方が
利用される訪問入浴。

少し冷めた考えかもですが、
会社の売り上げが上がるとか下がるとか。

お給料がきちんと貰えるならば、
会社の売り上げに関して

「どーっでもいい」

と思ってる私からすると、
訪問入浴を利用しない方が
増える事が一番望ましいです。

あ。勿論、
素敵なお仕事なんですよ(^▽^;)

ただ、その魅力を
味わってもらうよりも、

自宅でお風呂に入れる程、
要介護度が下がったり、
元気になった方がいいってことです。

しかし実際には
「訪問入浴を利用しなくなる時」=「亡くなる時」

このような現実が大半を占めます。

元気になったので訪問入浴をやめよう。

このパターンは
私がお会いした方の中では本当に少ないかと。

だから逆に稀なパターンがあった場合、
利用者さんと会えなくなるのは
寂しいけど嬉しくもあり。

と、滅多に味わう事がない感情がでてきます。

A君が訪問入浴を利用しなくなりました

なんと!
嬉しいことに稀なパターンの方です。
若さと努力でリハビリも
積極的に頑張った結果の結果です。

A君と毎週会う度、
話をする度、以前の様な
日常生活復帰への強い気持が伝わってきてた。

その想いが形になった時です。

「いつか元気になったら連絡する!」

と、約束をしてA君の
約一年間にわたる訪問入浴は終了しました。

知らない電話番号・・

それから何年後ぐらいでしょうか…?
(ここはちょっと記憶が曖昧)
知らない番号から電話がかかってきました。

「・・・もしもし?」

「メルちゃん!俺!俺!分かる?A!」

「!!!!!!!」

「ええええええ!!??A君っ!?」

「そう!びっくりした?」

「ビックリするよ!今どうしてるの?」

「今なー」
・・・・・・
「ラーメン屋でバイトしてまーす!!!!」

もう…ビックリする事が多すぎて。

ラーメンが大好きで、
ラーメンが食べたい食べたいって言ってたね。

話を聞けば聞くほど、
相当な努力をしてきたんだろうなぁ…
って電話から伝わってくる。

その先に与える影響は他人をも巻き込む

今現在、私の身内が難病と闘っています。
諦めてはないけれど不安になり、
下を向いてしまう時もある。

だからこそA君のこの結果は、
私にとって、とても前向きな
希望を持てる出来事になりました。

一番頑張るのは本人でも、
それには家族や周りのサポートは絶対に必要だから。
私が落ち込んだり、下を向いてたら駄目やんな。

頑張ったからって
必ず報われることもないし、

頑張ったからって
必ず良い結果に繋がるとも限らない。

でも…月並みな言い方で、
綺麗ごとに聞こえるかもしれないけど!

努力することによって、
可能性って少しでも広がるんやって。

大きな病気と闘ってきたA君に
ドンッと見せられました。

それにしても…
あの登場の仕方は反則っス。

大好きなラーメンを食べたり、
彼女を作ったり。

これからもA君にしか送れない人生を
目一杯!楽しんで下さいねっo(^▽^)o

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“元利用者 白血病を患っていたA君” への2件のフィードバック

  1. ナイト より:

    メルさん お久しぶりです!元気にされてるのかな?体調崩されてるのかな?忙しくされてるのかな?など 色々 気になっていました。でもまた こうやってブログを拝見出来て 嬉しく思います!
    A君 凄いですね!白血病と聞くと難病って思ってしまって 悪い方向に考えてしみますが…
    人間の生命力 治癒力 精神力 改めて 凄いっと感じました。A君もメルさん達に出逢えて メルさん達のパワーもプラスになったのではないでしょうか?
    この記事を読んで 僕自信のケアに対する姿勢を見直し反省点が見えました。
    すべての利用者さんに当てはまる訳ではないと思いますが 利用者さんに気を遣わせてしまうようなケアでは ダメですね。お互いに一緒に前を向いて行けるケア とっても大事ですね!
    今回も 大切な事を学ばせていただきました。ありがとうございます!
    また これからも 日々勉強と思いながら 頑張って行きます!メルさんも お身体に気を付けて頑張って下さい!

    • meru より:

      ナイトさん、お久しぶりです~♪元気にしています!ただプライベートで結構バタバタしていまして、、ブログから遠ざかっていましたが、ゆっくりとですが更新していきますのでこれからも宜しくお願いします。今迄も終末期の方や難病の方、沢山の利用者さんとお会いしましたが、いつもパワーをもらってるのは私の方です。色々、学び感じさせてもらってるのは私の方です。生きてる人の生命のパワーは凄いです!そうそう、ナイトさんのおっしゃった、利用者さんに気を遣わせてしまうケアはダメ。これなんですが確かに私もそう思います。でもだからと言ってお互いに気を遣わなくてはいけないこともあるのかなーとも思います。今回の様に、利用者さんと介護をする私達の立場でお互いを思いあっての気遣いは必要ですよね~(*^-^*)二つの関係がフィフティーフィフティーである事が一番望ましいですネ♪今回もコメントありがとうございました(*’ω’*)またコメントお待ちしています♪♪♪

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