大切な人が余命半年だと言われたら①~あなたはその余命を本人に伝えますか?~

「仕方ない。これが自分の運命や」

11月が終わる頃、
大好きな叔母が亡くなった。

時が経つにつれて、
やっと少しずつ現実を
受け入れる事が出来てきた今、

何か形にして残したいと
思った。

一緒に過ごした日々を。
一緒に過ごしたあの時間を。

叔母ちゃんの事はずっと
私の心の中にある。

叔母ちゃんからの電話~9月~

叔「メル、今な入院してるねん」
私「えーっ?何で?」
叔「肺がどうのこうのって」
私「マジで?」
叔「先生が話したいって言ってるから
悪いけど時間作ってくれる?」
私「わかった」
叔「何か、かなり悪いらしいわ」

最初は大したことないって
そう思って聞いていた。

三つのキーワードを聞くまでは。

“肺”
“かなり悪い”
“先生が話をしたいと言ってる”

考えたくないけど、
悪い方向に考えてしまう。

私の中で嫌な予感がよぎりました。

実感

休みの日、早速病院へ。
叔母のいる病院は
私の住んでる所から約一時間半。

4人部屋の入り口側、
光が差し込まない暗いベッドに
叔母はいました。

「おーう!メル!」

変わりない笑顔。
思ったより元気そう。って、
少し安心した。

その変わらない笑顔に、
『本当に病気なんかな?』
と疑いたくなったけど、

首に点滴がさしてあるのを目にして、
『本当に病気なんだ』と実感する。

叔「先生に話し聞いてくれる?」

その話が意味するもの

案内された部屋は小さな個室で、
若い先生が叔母の病状を
丁寧に説明をしてくれました。

癌であると言うこと。

肺以外にも既に肝臓、骨、
リンパに転移があり、
ステージⅣであること。

癌の中でも特殊な部類で
治療法がないこと。

私も仕事柄、色んな
病気の方を見てきたので、
その説明が意味するものの
察しはつきます。

これ以上聞きたくない。

だけど、言いにくそうにしながらも
先生は現実を突きつけてきます。

「一般的にステージⅣの場合、
長くみて半年だと言われています」

感じてた嫌な予感は、
現実のものになりました。

今まで沢山の癌の方を
見てきたのにも関わらず、

どこかでテレビや漫画の
世界のことだと思っていたのかな。

余命を宣告されるって、
本当にあるんや・・。

この現実に勿論ショックは
あったし、信じたくなかったけど、

この時、私は

『これから何をするべきなのか?』

何故か冷静にそんな事を考えていた。

残された時間はまだ半年ある!
そんな気持ちと、
たった半年しかない・・って。

二つの複雑な気持ちが
交互に入り混じって
結局、答えは全然見つからない。

だけど、その前にまず1つ。
絶対にハッキリと
しとかなきゃいけない事がある。

この病気の事を、、

残された時間の事を、
叔母に伝えるか伝えないか?

私の気持ちとしては、
正直に伝えたかった。

嘘が大嫌いな叔母ちゃんやからね。

始まる

この日から、

叔母にとって、
そして・・・
私達家族にとっても、
苦しい闘病生活が始まりました。

 

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